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『A Wrinkle in Time』全米公開開始。全米週末興行成績は?

『A Wrinkle in Time』全米公開開始。全米週末興行成績は?
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ディズニーによる児童文学の映画化、『A Wrinkle in Time』の全米公開が現地時間3月9日から開始されました。全米週末興行成績はどうだったのでしょうか?今後の予想と合わせて興行成績を追ってみます。


『A Wrinkle In Time(原作邦題:五次元世界のぼうけん』は、時空の彼方に姿を消えてしまった科学者の父親を探すため、何のとりえもない普通のヒロインが、人の心を読める力を持つ弟と特殊能力を持つ男の子の3人で時空を超えた冒険の旅に出るというお話です。

本作は女流小説家マデレイン・レングルによって1962年に出版された同名児童文学が原作。監督に『グローリー/明日への行進』エイヴァ・デュヴァーネイ、脚本に『アナと雪の女王』ジェニファー・リー。本作は単独の女性監督作品としては最高額となる1億ドル(約112億円)の制作予算が投じられています。

ヒロインには13歳の新人黒人女優ストーム・リード、弟役にデリク・マッケイブ。ヒロインと一緒に冒険の旅をする不思議な力を持った少年カルヴィンにリーヴァイ・ミラー(『PAN』)そしてヒロインたちを見守る3人の不思議な女性科学者たちをリース・ウィザースプーン、ミンディ・カリング、オプラ・ウィンフリーがそれぞれ演じ、次元の彼方に行方不明になったヒロインの父をクリス・パイン、ヒロインの母をググ・バサ=ローが演じます。

ディズニーは冬季オリンピックから大量のCMなど宣伝にかなり力を入れました。『ブラックパンサー』の黒人層動員での大ヒットの流れに続けと、そちら方面へのアピールもオプラを中心に行われ、さらにイスラム系アメリカ人DJ、DJキャレドとデミ・ロヴァートによる主題歌

シャーデー7年ぶりの新曲の挿入歌

と、親子両世代向けに音楽でアピールし、ダイバーシティ的にも完璧なファミリー向け映画だったのですが、全米3980スクリーンとこの時期最高のスクリーン数で全米週末興行収益は3330万ドル。興行成績2位でスタートです。完全に初動を失敗しています。エイヴァ・デュヴァーネイ監督のヒットメイカーとしての手腕は問われることになります。

これは『トゥモローランド』(2015)のときとほぼ同じです。『トゥモローランド』の全米興行収益は最終的に9340万ドルでした(全世界興収:2億0915万ドル)。
またディズニー系の児童文学の実写化では『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(2016)の全米興行収益が5548万ドル(全世界興収:1億8334万ドル)。
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(2016)の全米興行収益が7704万ドル(全世界興収:2億9945万ドル)。

いずれも全米興行収益が1億ドル、全世界興行収益が3億ドルに届いていません。『A Wrinkle In Time』の制作費は1億ドルで、広告費など含めると総製作費は3億ドルを超えると予想されます。上記比較作品はいずれも世界興収で稼いでいましたが、『A Wrinkle In Time』はあまりにアメリカ的ダイバーシティ・ポリコレ臭が強すぎてアメリカ以外でのヒットは難しいと思われます。事実、北米と同時公開されたロシアなど6カ国では低調なスタートとなっています。今後主要ヨーロッパ各国、南米などで公開されていきますが、あまり期待できないでしょう。日本の公開も予定されていますが、原作本も廃版状態ですしオプラの知名度に頼れませんし、宣伝が非常に難しいですね…

ただし黒人映画はセレブによるチケット無料配布、親子映画は学校による推薦鑑賞など、通常の映画とは違い動員をかけることが可能です。その両方を兼ね備えた『A Wrinkle In Time』は学校が春休みとなるこれからが勝負という感じでしょうか。

最初の告知映像はとても良かったのですが…

ディズニーによる、監督『グローリー/明日への行進』エイヴァ・デュヴァーネイ、脚本『アナと雪の女王』ジェニファー・リーの、古典児童文学の映画化『A Wrinkle In Time(原作邦題:五次元世界のぼうけん)』の...

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