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第91回アカデミー賞ノミネート全リスト

第91回アカデミー賞ノミネート全リスト
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第91回アカデミー賞のノミネート作品が発表されました。全ノミネートリストから、キューティー映画の視点で解説してみます。


アカデミー賞授賞式は、現地時間2月24日に行われます。今年は固定の司会者を置かずに進行されます。
近年、視聴率が低下し続けているアカデミー賞ですが、以前ほど「これぞハリウッド!オスカーならでは!」という、普段では見れないような豪華エンタテイメントも見せてくれなくなりました。

最多10部門ノミネートとなった、Netflix公開で話題の『ROMA/ローマ』は、1970年代メキシコを舞台に、中流家庭に住み込みで働く若い家政婦を通してのドラマですが、この映画、撮影技術的にも長回しの1カットが多くあって色々面白いです。

ラスト近く、海辺からカメラが平行移動して荒れた海面ギリギリを進んでいくのを1ショットで撮った重要なシーンがあります。ここのカメラワークがとても不思議です。波がザブンザブンと立っていて、水面ギリギリのカメラもそれに飲み込まれるのですが、なぜかカメラに向けて来る波がカメラに当たらないのです…水しぶきもつかない。若干望遠気味に撮ってるというのはわかるのですが…どうやったら、あの映像が撮れるのだろうか?と。

これを不思議がっているのって自分だけらしく、誰か謎解きしてくれるかな?と探して見て回っても、誰も指摘していません…
ということは、もしかして当たり前の撮影方法?と思ってサーフィン映像など色々見て回り、水しぶきがつかない手法はわかったのですが、でも波が手前に来ても飲み込まれない撮影方法が今もわからずモヤモヤしています(笑)

『ROMA/ローマ』同様、モノクロ映画で外国映画賞にノミネートされている『COLD WAR あの歌、2つの心』はカンヌ映画祭で監督賞も受賞している『イーダ』パヴェウ・パヴリコフスキ監督作品です。

ヨアンナ・クーリグ(『イーダ』)主演、2014年アカデミー賞外国映画賞受賞作『イーダ』パヴェウ・パヴリコフスキ監督の最新作、先日行われた第71回カンヌ映画祭で監督賞を受賞した『Zimna Wojna(英題:Cold War...

主演女優賞に『Can You Ever Forgive Me?』でメリッサ・マッカーシーが。
彼女は別作品でラジー賞にもノミネートされています。サンドラ・ブロック同様、同時受賞を期待したいところですが、共に受賞確実、と言われている強敵がいるので…

長編ドキュメンタリー映画賞、主題歌賞にノミネートされている『RGB』は米最高裁判事で最高齢の任期24年目、史上2人目となる女性最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグのドキュメント映画です。彼女のフルネームの頭文字が映画タイトルになっています。
RGBの若い頃をフェリシティ・ジョーンズが演じた『On the Basis of Sex』はノミネートされませんでした。

フェリシティ・ジョーンズ主演、米最高裁判事で最高齢の任期24年目、史上2人目となる女性最高裁判事ルース・ギンズバーグが若い頃に挑んだ性差別裁判を描く『On the Basis of Sex』、全米公開を12月に控えて予告...

主題歌は スターシップ「愛はとまらない」、エアロスミス「ミス・ア・シング」など80年代からあらゆるジャンルの歌手に曲を提供しヒット曲を作り続けているダイアン・ウォーレンによるものです。歌はジェニファー・ハドソン。

Netflixキューティー映画『Dumplin’』の主題歌をドリー・パートンが歌った「Girls in the Movies」は残念ながらノミネートされませんでした。「Girls in the Movies」は全キューティー映画のテーマ曲といってもいいくらいの名曲なのですが。何度聞いてもこのシンプルな歌詞は泣けます。

「映画の中で活躍するヒロインを夢見ながら」というちょっとした応援歌より「自分たちでがんばって勝ち取ろう」という力強い応援歌の方が今の時代ということでしょうか。

第91回アカデミー賞ノミネート全リスト

作品賞

『ブラックパンサー』
『ブラック・クランズマン』
『ボヘミアン・ラプソディ』
『女王陛下のお気に入り』
『グリーンブック』
『ROMA/ローマ』
『アリー/スター誕生』
『バイス』

監督賞

スパイク・リー『ブラック・クランズマン』
パヴェウ・パヴリコフスキ『COLD WAR あの歌、2つの心』
ヨルゴス・ランティモス『女王陛下のお気に入り』
アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』
アダム・マッケイ『バイス』

主演男優賞

クリスチャン・ベイル『バイス』
ブラッドリー・クーパー『アリー/スター誕生』
ウィレム・デフォー『永遠の門 ゴッホの見た未来』
ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』
ヴィゴ・モーテンセン『グリーンブック』

主演女優賞

ヤリッツァ・アパリシオ『ROMA/ローマ』
グレン・クローズ『天才作家の妻 40年目の真実』
オリヴィア・コールマン『女王陛下のお気に入り』
レディー・ガガ『アリー/スター誕生』
メリッサ・マッカーシー『Can You Ever Forgive Me?』

助演男優賞

マハーシャラ・アリ『グリーンブック』
アダム・ドライヴァー『ブラック・クランズマン』
サム・エリオット『アリー/スター誕生』
リチャード・E・グラント『Can You Ever Forgive Me?』
サム・ロックウェル『バイス』

助演女優賞

エイミー・アダムス『バイス』
マリナ・デ・タビラ『ROMA/ローマ』
レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』
エマ・ストーン『女王陛下のお気に入り』
レイチェル・ワイズ『女王陛下のお気に入り』

脚本賞

デボラ・デイヴィス&トニー・マクナマラ『女王陛下のお気に入り』
ポール・シュレイダー『魂のゆくえ』
ニック・バレロンガ&ブライアン・ヘインズ・クリー&ピーター・ファレリー『グリーンブック』
アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』
アダム・マッケイ『バイス』

脚色賞

イーサン・コーエン&ジョエル・コーエン『バスターのバラード』
スパイク・リー&デヴィッド・ラビノウィッツ&&ケヴィン・ウィルモット&チャーリー・ワクテル『ブラック・クランズマン』
ニコール・ホロフセナー&ジェフ・ウィッティ『Can You Ever Forgive Me?』
バリー・ジェンキンス『ビール・ストリートの恋人たち』
エリック・ロス&ブラッドリー・クーパー&ウィル・フェッターズ『アリー/スター誕生』

外国語映画賞

『CAPHARNAÜM(カペナウム)』(レバノン)
『COLD WAR あの歌、2つの心』(ポーランド)
『Never Look Away』(ドイツ)
『ROMA/ローマ』(メキシコ)
『万引き家族』(日本)

長編アニメ映画賞

『インクレディブル・ファミリー』
『犬ヶ島』
『未来のミライ』
『シュガー・ラッシュ:オンライン』
『スパイダーマン:スパイダーバース』

長編ドキュメンタリー映画賞

『Free Solo』
『Hale County This Morning, This Evening』
『Minding The Gap』
『Of Fathers And Sons』
『RBG』

撮影賞

『COLD WAR あの歌、2つの心』
『女王陛下のお気に入り』
『Never Look Away』
『ROMA/ローマ』
『アリー/スター誕生』

編集賞

『ブラック・クランズマン』
『ボヘミアン・ラプソディ』
『女王陛下のお気に入り』
『グリーンブック』
『バイス』

美術賞

『ブラックパンサー』
『女王陛下のお気に入り』
『ファースト・マン』
『メリー・ポピンズ リターンズ』
『ROMA/ローマ』

衣装デザイン賞

『バスターのバラード』
『ブラックパンサー』
『女王陛下のお気に入り』
『メリー・ポピンズ リターンズ』
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』

メイキャップ&ヘアスタイリング賞

『Border』
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
『バイス』

作曲賞

『ブラックパンサー』
『ブラック・クランズマン』
『ビール・ストリートの恋人たち』
『犬ヶ島』
『メリー・ポピンズ リターンズ』

主題歌賞

「All The Stars」『ブラックパンサー』
「I’ll Fight」『RBG』
「The Place Where Lost Things Go」『メリー・ポピンズ リターンズ』
「Shallow」『アリー/スター誕生』
「When A Cowboy Trades His Spurs For Wings」『バスターのバラード』

録音賞

『ブラックパンサー』
『ボヘミアン・ラプソディ』
『ファースト・マン』
『ROMA/ローマ』
『アリー/スター誕生』

音響編集賞

『ブラックパンサー』
『ボヘミアン・ラプソディ』
『ファースト・マン』
『クワイエット・プレイス』
『ROMA/ローマ』

視覚効果賞

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
『プーと大人になった僕』
『ファースト・マン』
『レディ・プレイヤー1』
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』

短編アニメ映画賞

『Animal Behaviour』
『Bao』
『Late Afternoon』
『One Small Step』
『Weekends』

短編ドキュメンタリー映画賞

『Black Sheep』
『End Game』
『Lifeboat』
『A Night At The Garden』
『Period. End of Sentence』

短編実写映画賞

『Detainment』
『野獣』
『マルグリット』
『Mother』
『Skin』