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『ズートピア』リッチ・ムーア監督インタビュー

『ズートピア』リッチ・ムーア監督インタビュー
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『ズートピア』リッチ・ムーア監督への電話インタビューです。『ズートピア』での劇中パロディや作品のテーマに関わることについて聞いてみました。

リッチ・ムーア監督インタビュー

『ズートピア』を作るにあたって、監督としてこの作品で初めてチャレンジしたことはありましたか?

何でもやってみる(”Trying Everything”)ってことかな?
初めてチャレンジしたことと言えば、もう一人の監督と共同監督をした作品だってことだね。いつもは一人で監督をしていたから、これは初めての経験だった。ずっと一人で監督として作品を作ってきた僕には、共同監督のパートナーと一緒に作品を作ることは楽しかったよ。
対等のパートナーがいると、お互いにアイディアを出し合って、磨き上げていけるからとても楽しかったし、スピーディにいろいろと決めていけただけでなく、互いにチェックしあうことで暴走が防げたし助け合えた。
ほとんどの作業を2人で同時に進めたけど、分担した作業もある。実に多くを学ぶことができて良い経験になったよ。

『ゴッドファーザー』『ブレイキング・バッド』『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』など、パロディやオマージュがたくさん組み込まれていますね。なぜこういった「ファミリー向けとはいえない」作品を選ばれたのでしょうか?

うん、まず全部、ハワードと僕が大好きな作品なんだ。
ミスター・ビッグの設定を考えているときに、「ズートピアを裏で仕切る、最も卑劣で危険なギャングのボスが、小さなトガリネズミだったら面白いんじゃないか」ということになり、「だったら、ルックスも話し方も『ゴッドファーザー』のマーロン・ブランドに似せたらもっと面白くなるんじゃないか」って2人で盛り上がったんだけど、「対象の観客には古すぎないか? パロディだって分かるかな?」という一抹の不安もあった。だから上映した時、観客がこのシーンで笑ってくれて本当にホッとしたよ。
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『ゴッドファーザー』をよく知らない子どもたちも、「みんなが震え上がる裏社会のボスがちっちゃなトガリネズミだった!」というギャップがおかしくて笑ってくれた!
『ゴッドファーザー』や『ブレイキング・バッド』のパロディ・オマージュだとは知らなくても、映画のストーリー展開の中で笑ってもらえるように工夫して作ったんだ。

その他にオマージュやパロディとして盛り込もうとしたけど、最終的にはやめた映画やTVシリーズはありますか?

そう言えば、映画の中盤にカーチェイスのシーンを入れる予定があったんだ。ジュディとニックが対立をやめて、凶暴化した動物たちが収用されている施設に行く前に、1970年代の刑事映画へのオマージュとして、『ブリット1』や『フレンチコネクション2』に出てくるようなカーチェースシーンを入れることを考えたんだ。ボツになった例で思いつくのはこれだけかな?

映画中盤の見せ場として、大々的にカーチェイスを入れることを考えたんだけど、ここでハイライトのカーチェイスを入れてしまうと、本来の謎解きと犯人探しのストーリー展開が妨げられるのであきらめたよ。

『ブリット』予告編

予告編にある、カーチェイスシーンにご注目。ちなみに運転はスタントなしです。

当サイトはキューティー映画を専門にしたサイトなんですが…

ニックを彼氏にしたいと思う女性がたくさん見てるんだね!(笑)

(笑)ムーア監督がお好きなキューティー映画を教えてください。

マイケル・ダグラスとキャサリン・ターナー主演で作られた『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷3』が好きだよ。ロマンチック・コメディであると同時にアクション映画だから!

2人の息のあった演技がとにかくいいんだよ。新しい作品では…最近キューティー映画を見たばかりなんだよ…なんだっけ…ど忘れしちゃったな。ごめんね。

ディズニーやピクサーで将来働きたいと考えている日本のジュディたちへアドバイスをお願いできますか?

ジュディたちへのアドバイスは「決してあきらめるな」だね。
夢をあきらめず、前に向かって努力を続けること。がんばり続ければ夢は必ず叶うから。でもそのためには大変な努力と忍耐、いろんな人の助けを借りることも必要になるけどね。

ディズニー・スタジオでも、日本出身の女性スタッフが働いている。宮崎出身の齋藤千佳さんだ。
彼女はずっとディズニー・スタジオで働くという夢を持っていたんだけど、周りの人達からは「そんな夢ばかり見て」と思われていたんだ。でも彼女もジュディと同じで、自分の夢をあきらめず前に向かって努力を続けて来た結果、今はここでトップ・モデラー4の1人として働いているよ。彼女は登場する街や建物を手がけているんだよ。

大きな夢を胸に、小さな故郷の町を出て、夢を決してあきらめることなく頑張り続けることで夢を叶えたんだ。ジュディと同じだね。だから自信を持って、ジュディや千佳さんのように、夢は絶対に叶うと断言できる!でもそのためには、決して夢をあきらめず、努力を続けることが必要だ。

ニックのように、一度諦めていた夢をまた取り戻したいと思っている人たちにも、アドバイスをお願いします。

僕もニックと同様に「もうこの夢は叶わない」と一度あきらめて、忘れようとしたことがある。
でもニックと同様に、実現不可能と思った夢に近づくチャンスに本当に恵まれたんだ。そのチャンスを掴んだおかげで、人生の目標が明確になり、夢を叶えることができた。この映画と同じさ。

挫けそうになった時、家族や友だちが支えてくれたおかげで僕は自分の夢を思い出して、また頑張ろうという気持ちになれた。大切なことと、そうでないことがはっきり見えてきて、夢の実現に集中できるようになれたんだよ。

『ズートピア』のなかではジュディが実に上手くニックをサポートしたおかげで、彼は自分の夢を叶えることができて、それによって社会的にも重要な貢献をするんだ。僕自身の人生と重なる点が多いと思う。

『ズートピア』は、8月10日(水)より先行デジタル配信開始!続く、8月24日(水)にMovieNEX(4,000円+税)が発売!


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  1. 1968年公開、主演:スティーブ・マックイーン。刑事が事件の裏に隠された真相を突き止めていくというサスペンス映画。サンフランシスコの坂を使ったスタントなしのカーチェイスのシーンが有名。特に車内から捉えた映像は当時画期的だった。監督:ピーター・イエーツ。 []
  2. 1971年公開。主演:ジーン・ハックマン。第44回アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞、編集賞を受賞の刑事サスペンス映画。『ブリット』と同じプロデューサーによる作品でやはり緊迫感のある車の爆走シーンが有名。監督:ウィリアム・フリードキン []
  3. 1984年公開、出演:キャスリーン・ターナー、マイケル・ダグラス、ダニー・デヴィート。人気女流冒険小説家がコロンビアのジャングルで用心棒と共に冒険することになるというお話。監督:ロバート・ゼメキス。1985年には続編『ナイルの宝石』も作られた。こちらの監督はルイス・ティーグ。 []
  4. 映像に出てくるキャラクターや小物、建物、自然物などをCGで作るスタッフのこと。 []