Home Column DCコミック、トゥイーンズ向けに「DCスーパーヒーローガールズ」を展開

DCコミック、トゥイーンズ向けに「DCスーパーヒーローガールズ」を展開

DCコミック、トゥイーンズ向けに「DCスーパーヒーローガールズ」を展開
0

スーパーマン、バットマンなどのキャラクターを持つ、マーベルと並ぶアメコミ2大大手の1つ、DCコミックススがトゥイーンズ向けにキューティー展開を始めます。その名も「DCスーパーヒーローガールズ」です。


現在アメコミと映画会社のタッグは、「DCコミックスス+ワーナー」と「マーベル+ディズニー」という2大勢力となっています。
マーベルは続々とアイアンマン、Xメン、ハルク、ソーなど人気キャラクターを映画化し、互いの作品をリンクさせ「アベンジャーズ」シリーズなどで人気キャラクターを共演させ、今やハリウッド大作では無くてはならないジャンルとなっています。ソニーに権利を渡していたスパイダーマンもそろそろ戻ってきそうです。
さらにディズニーの配下で、男の子向けのグッズを多彩に展開しています。

一方DCの方はバットマン、スーパーマンを中心に、今後ワンダーウーマンなどを加えて、マーベルのように個々の人気キャラの映画を作りつつ、やはりスーパーヒーローが一堂に会する「ジャスティス・リーグ」シリーズを展開していく予定です。

そして、この2大勢力が最近力を入れているのが女性向けコンテンツです。
元々アメコミ、スーパーヒーローは男子のもの、という固定概念が最近崩れつつあります。
特にDCコミックススは、ここ最近女性向けを矢継ぎ早に企画していて、『ワンダーウーマン』の映画化のメインスタッフを女性というコンセプトで企画していますし、スーパーガールも女性に人気のドラマのテイストを組み込みつつTVドラマとして生まれ変わります。

そして、そんな流れの中、DCエンタテインメント、ワーナー、ワーナー・アニメーションは2016年から、人気女性キャラを若い女性層向けにアレンジした「DC スーパーヒーロー・ガールズ」というブランド展開を始めます。

ワンダーウーマン、スーパーガール、バットガール、ハーレイ・クイン、バンブルビー、ポイズン・アイビー、カタナなど、DCコミックススに出てくる女性キャラクターたちを、ティーンの設定に置き換えてTVアニメや映画、デジタルコンテンツ、玩具、書籍など多角的に展開。対象は6歳から12歳のトゥイーンズです。
dc-super-hero-girls_02
これは2014年10月に発表した今風な女の子っぽい「バットガール」、学園青春テイストの「ゴッサム・アカデミー」といった、キューティー映画的な内容のものがヒットしていることを受けて企画されました。
dc-super-hero-girls_01

これを自社グループだけで展開するのではなく、有名玩具メーカー・出版社と組んで多角的に進めていくのもビジネス的には注目です。マテル、ランダムハウス、レゴなどが参画し、それぞれ得意分野で2016年から「DC スーパーヒーロー・ガールズ」を展開していきます。

「バービー」のマテルはアクションフィギュア・ドールを中心とした女児向け玩具展開、ランダムハウスはキャラクター画集、レゴはこのブランドでイメージした建物やキャラクターをシリーズ商品化していく予定です。

これまでのキャラクターの権利を持つライセンサーとライセンシーの関係ではなく、対等な関係でそれぞれ得意分野でキャラクターと世界観を展開し盛り上げていこうというのは、日本のアニメの製作委員会方式に近い発想です。

そしてこのトゥイーンズ層向け市場は、これまでファッション・実写映画・ドラマ中心だったのが、「モンスター・ハイ」「エヴァーアフター・ハイ」「マイリトルポニー・エクエストリアガールズ」など、キューティー映画的な世界観のオシャレなドールや、コミュニティサイトと連動したゲーム、YA小説中心の書籍、そして今回のように男子向けのジャンルも侵食したコミックやアニメに裾野を広げています。

トゥイーン向けのキューティー映画も実写からアニメに移行していくかもしれませんね。