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クラウドファンディングで注目のキューティー映画『G.B.F』

クラウドファンディングで注目のキューティー映画『G.B.F』
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クラウドファンディングは、アイディアに対してそれに賛同した人が出資する、ネットを使った資金調達の新しい形です。

最近、クリスティン・ベル主演の「ヴェロニカ・マーズ」。2004年〜2007年まで続いた現代版ナンシー・ドリューという趣の学園探偵ものでした。最終回が実に中途半端で…再開を求めるファンの声はあったものの、その後続きのシーズンが気配はありませんでした。
しかし「ヴェロニカ・マーズ」制作陣はワーナーに映画化を働きかけ続けます。ワーナーは映画化に際して、クラウドファンディングで有名なKickstarterを使って200万ドル(約2億円)の資金が調達出来たらという条件を出しました。さっそく制作陣がKickstarterで実際に募ってみたところ、開始数時間で目標額を達成し、結果的に目標額の2倍近い金額が集まったというビックニュースがありました。

今後もKickstarterを使って、同様の資金調達方法で復活するドラマや映画企画が出てきそうです。

同様に「Indiegogo」というサイトがあります。
実はこちらのサイトの方がKickstarterより約1年前にサービスを開始していました。

ここで今、cueが注目しているのはこの作品です。
『G.B.F』
G.B.Fは「Gay Best Friend」の略。ファッション的にゲイの友達がいるのがステイタスと思ってる女の子たちから見た、ゲイの友達のことを指します。
これが、キューティー映画としてすごく面白そうなんですよ。
GBF_image02
4月19日からはじまるトライベッカ・フィルム・フェスティバルで『G.B.F』はプレミア上映されますが、Indiegogoでは有名楽曲を劇中で使うための高額な使用料、ポスプロ費、宣伝費、各国の映画祭への出展料などを募っています。

上記サイトにもある映像ですが、メイキングと出演者インタビューです。

タナー(マイケル・ウィレット)とブレント(ポール・アイアコノ)は、隠れゲイカップルの高校生。タナーはゲイだということを知られずひっそり生きていきたいと思ってて、ブレントは学校の人気者の女の子のGBFになって目立ちたいと思っています。しかしなぜかタナーの方がゲイである事がバレて、学校の人気者3人娘のGBFになり、一躍学校の人気者になってしまい…

というお話です。すっごい面白そうじゃないですか??クライマックスにはプロムシーンもあるようです。
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東京国際レズビアン&ゲイ映画祭さんとか、招待作品にしてもいいと思うんですが。

監督は『ハード・キャンディ』のダーレン・スタイン。
キューティー映画にサスペンスが混じった『ハード・キャンディ』、何とも不思議な快作でした。
この監督さんは学園モノの定番ネタを使って、実にいいところをついた、面白いアイディアの映画を作る人ですね。『ハード・キャンディ』のコメンタリー聞いてるとすっごい映像こだわり派なのに、撮る題材がキューティー映画というのが実に素晴らしいです。

王道的なキューティー映画はアメリカでも製作が厳しい状況になっています。(それがなぜかという分析はまたの機会に)
キューティー映画は「みんなで支持して愛する映画」です。そこにみんなで支援するコンセプトのクラウドファンディングは実に親和性が高いと思っています。
今後、キューティー映画は「資金調達=クラウドファンディング、公開方法=iTunes Movie、Huluなどネット配信、最後に映画館で公開」という流れになるように思えます。
どのような形であれ、新しいキューティー映画がドンドン作られていってほしいです。

2013年3月28日現在、『G.B.F』の資金調達期限は残り2週間を切っているのですが、まだまだ目標額には厳しいようです。ぜひ、みなさんも『G.B.F』に協力を!
(Kickstarterは期限内に目標額が集まらなければ1円も受け取れませんが、Indiegogoは期限内に集まったお金分は受け取れます。)